業務用エアコンを長く使うには定期的にフィルターを清掃することが重要

 

コロナの影響で家の空調を見直す家庭が増えています。

業務用エアコンも同じで大手メーカーでは、空気清浄の機能が付いた業務用エアコンが販売されています。

 

しかし業務用エアコンは値段が高いので、新しい物と取り替えるのは難しいと感じる会社も多いでしょう。

そんな時には、業務用エアコンのフィルターを交換するだけでも、大分症状が改善されます。

 

この記事では業務用エアコンのフィルターを交換するメリットや注意点を紹介します。

 

業務用エアコンにフィルターを付けることは大切

業務用のエアコンは家庭用とは違い、天井に埋め込まれています。

エアコンにフィルターを付ければ、ホコリの吸着してくれるので、空気をキレイにしてくれます。

 

業務用エアコンのフィルターを長い時間掃除しなくても、エアコンの動作に大きな差が出るわけではないので、以前はフィルターはあまり重視されていませんでした

。しかしフィルターを取り付けると、エアコンの負担を軽くし、空気をキレイにでき、最近では感染症の対策のためにフィルターを定期的に交換する会社が増えてきました。

 

フィルターの注意書きには、新型コロナウイルスほどの小さな物まで吸着できる、とは書かれていませんが、一般的なウイルスやホコリであれば、吸着してくれるので部屋の空気がキレイになります。

 

空気をキレイにしたいけど、空気清浄の機能が付いた業務用エアコンに取り換える余裕がない時には、まずはフィルターを新しくすることをおすすめします。

 

業務用エアコンにフィルターを付けるとどんなメリットがあるのか

長い間フィルターを交換しないと、ホコリやゴミが徐々に溜まっていきます。

フィルターの表面にゴミが付着すると、電気の効率が悪くなり、部屋を冷やすためにより多くの電気が必要になり、あっという間に電気代が上がってしまいます。

 

業務用エアコンは、天井に埋め込まれています。

そのためフィルターを外す時には脚立に上らないといけないのが面倒で、長い間フィルターの清掃をしていないという人が多いようです。

 

しかし定期的にフィルターを取り外して清掃すれば、電気代を節約することが出来ます。

またフィルターにゴミが溜まるとエアコンの水漏れが発生して、修理業者を呼んでメンテナンスしてもらうことになりかねません。

 

簡単なメンテナンスであれば、素人でも出来ますが、万が一トラブルが発生した時の対処には知識と技術が必要なので、基本的にはエアコン清掃の会社に依頼した方が良いでしょう。

 

最近のエアコンフィルターは抗菌防臭加工が施されているので、エアコンを付けていれば煙草の匂いやウイルスを部屋から取り除いてくれます。

もちろん空気清浄の機能が付いた業務用エアコンのように、高性能ではありませんが、P.M2.5やアレルギーの元になる物質を吸いつけてくれます。

 

業務用エアコンの清掃を定期的に行う理由

フィルターの掃除に加えて、業務用エアコン自体の掃除も大切です。

長い時間掃除しないといろいろな悪い影響が出ます。

 

業務用エアコンは、部屋の中の空気を吸い込んで、冷やしてから冷風を送り出す仕組みなので、空気中に散らばっているホコリやバイキンを吸い込んで、そのまま放っておくと内部にカビが生える原因になります。

 

特にフィルターは、ホコリをエアコンの内部に通さないように取り付けられているので汚れやすく、エアコンの内部で冷やされた空気によって結露が起こり、カビが生えやすくなり嫌な臭いの元になります。

 

業務用エアコンに汚れやゴミが溜まっている状態で使い続けると、エアコンに負担がかかり故障の原因になり、寿命が短くなります。

 

ホコリやカビなどの汚れは嫌な臭いの元になり、エアコンから変な音がしたり、変な臭いがしても汚れが原因だと思い込んでしまい、内部の異常に気付かず修理が遅れてしまうこともあります。

 

結果として大きな故障が起きることもあるので、業務用エアコンは定期的に清掃するようにしましょう。

 

業務用エアコンのフィルターを交換する時の注意点

業務用エアコンのフィルターを自分で掃除、交換する前に、準備をしておくことで大きな事故や故障を未然に防ぐことができます。

まずはエアコンのタイプを確認するようにしましょう。

 

業務用エアコンには6つの種類があり、それぞれの機種でカバーやフィルターの外し方が違います。

作業をする前に業務用エアコンのタイプやメーカーを確認して、正しい手順でカバーやフィルターを外すようにしましょう。

 

作業の前には取扱説明書を読んでエアコンのタイプにあった掃除を行うことが大切です。

なおフィルターを交換する時には、メーカーのホームページで、型番を調べて対応する商品を注文できます。

 

また業務用エアコンのフィルターを交換する前には、電源がオフになっていることをきちんと確認しましょう。

電源が入っている状態で、エアコンのカバーを開けてフィルターを外そうとすると、最悪の場合には感電してしまうこともあります。

 

ちょっとした作業が大事故にも繋がりかねないので、通電していないことを確認してから作業に入りましょう。

 

業務用エアコンを清掃する時に気を付けること

業務用エアコンのフィルターを外す時に、内部にも溜まっている汚れが見えることがあります。

 

しかし一度分解すると元に戻すのが大変になるので、専門的な知識が無い人はフィルターの掃除だけするようにして、どうしても気になる時には、日を改めて専門業者に清掃を依頼しましょう。

 

業務用エアコンの内部は構造が複雑なので、知識がない人が触れて故障してしまうケースもあります。

特に配線や電子パーツは、素人は触らない方が良いでしょう。

 

また業務用エアコンはデリケートなので、カバーやフィルターを外す時に、例え外れにくくてもドライバーなど尖った道具を使って、無理やりこじ開けるのは避けましょう。

そして内部の奥まった部分を清掃する時にも、細く長い棒を内部に無造作に差し込むと、知らないうちに何かの部品を壊してしまうかもしれません。

 

エアコンが故障する原因にもなるので、メンテナンスの時にはなるべく柔らかい道具を使って傷をつけないように気を付けましょう。