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業務用エアコンの移設はどのようにして行われるのか?注意点も紹介


 

業務用エアコンを移設、引っ越ししたいと考える企業の方や事業主の方は意外と多くいます。

 

確かに業務用エアコンの移設自体は少ないのですが
移転や引っ越しで入居先にエアコンが用意されていない場合は、選択肢として移設があります。

 

今回は、業務用エアコンの移設はどのような場合に行われ
気になる費用や注意点はどんなものなのかを解説していきましょう。

 

業務用エアコンを移設させる場合は?

業務用エアコンのような大きな設備を移設させる場合は、事業所の移転です。
事務所は新しい物件の場合、移転先にも業務用エアコンが設置されていることが少なくありません。

 

しかし、倉庫兼事務所であったり、新規に事務所を建設する場合は
業務用エアコンが用意されていないことがほとんどです。

 

そう言ったときに自前の業務用エアコンがある場合、移転で廃棄するのではなく
そのまま流用するために移設を検討することがあります。

 

また、業務用エアコンの移転は基本的に業者への依頼がほとんどです。

 

業務用エアコンは家庭用エアコンよりも大きなものが多く、自力での移設は困難です。
そのため、基本的には業務用エアコンの移設ができる業者に依頼して移設を実施することになります。

 

業務用エアコンの移設引っ越し作業の流れ

業務用エアコンの移設引っ越し作業の流れは
機器撤去、運搬、設置の3ステップで行われます。

 

機器撤去

業務用エアコンの撤去を行う作業です。
ここでは養生、ポンプダウン、搬出、片付けが行われます。

 

養生は、移設元の保護を行うことで
移設する業務用エアコンを傷つけたり、もともとの場所の破損を防ぐ作業です。

 

ポンプダウンは、後の項目でお話ししますが、冷媒を移設しやすいようにする操作を指します。
これを行わないと業務用エアコンを動かせません。

 

搬出は、業務用エアコンを取り外してトラックなどに運び込みます。
最後は、搬出した後に汚れた移設元の部分を片付けたり、清掃をしてキレイな状態にします。

 

機器運搬

そのまま移設元から移設先に運び込みます。
運び込んだら、移設する場所を確認し、段取りをつける作業をしていく流れです。

 

設置

移設先を養生し設置、試運転までの流れを指します。
移設先の養生は、移設する業務用エアコンが傷ついたり、移設先で破損が発生しないために行います。

 

移設の準備が整ったら、室内機や室外機を設置していき業務用エアコンを移動させるステップです。
設置が終わっても冷媒や電源などの配管接続を行いますが、必要に応じて追加の設置工事を行う場合もあります。

 

配管接続が完了したら、配管にテープを巻いて配管保護を行います。
さらに真空引きといって冷媒を配管に通す作業を行い、ここまで出来れば動く状態です。

 

最後に試運転を行い、片付けをして業務用エアコンの移設は完了です。

 

業務用エアコンを移設する費用とは?

業務用エアコンを移設する費用は、約10万円程度~約25万円程度が目安です。
もちろん、これよりも安くなる場合もあれば、修繕などによってそれ以上の費用になることもあります。

 

このように業務用エアコンを移設する費用が発生します。

 

業務用エアコンを移設する費用の内訳も紹介していきましょう。
それは主に取り外し費用、運搬費用、設置費用に分けられます。

 

取り外し費用

目安として約2万円程度~約5万円程度です。

 

これは室外機と室内機の撤去だけでなく、室外機と室内機の間を通る冷媒を室外機側に集める作業も必要です。
冷媒は、温室効果ガスであるフロンを使用しているので管理が厳重になっています。

 

そのため、業者によって室外機に冷媒を集めるポンプダウンと呼ばれる作業が行われます。
物理的な撤去作業にも費用がかかるものの、それと同じくらいポンプダウンの作業には費用がかかるのです。

 

このポンプダウンの作業を行わないと移設先で冷媒不足になり、運転できなくなるため慎重に行われます。

 

運搬費用

約3万円程度~約5万円程度が目安です。

 

業務用エアコンは室外機だけでも非常に重量が重く、移設にもそれなりに大型のトラックを用意しなければいけません。
その手配や、トラックに積み下ろしするための作業費用も発生するため、宅急便のように気軽な感覚で運搬できません。

 

設置費用

約3万円以上が目安です。

 

家庭用で使われるような小型のエアコンではここまでの費用がかかりません。
しかし、業務用の大型エアコンの場合は、ある程度の費用を用意する必要があります。

 

この取り付けのための設置費用は、業者や現地の状態によって大幅に変化するため
可能であれば見積もりを取ってもらうのがおすすめです。

 

ただ、予想外の設置環境や状況で電圧工事、コンセント鋼管
冷媒ガス充填、配管延長、化粧カバーの設置といった作業が追加になります。

 

これらの作業が入ると、3万円の費用は確実に超えることになるので
予算は余裕をもって業務用エアコンの移設を検討するのがおすすめです。

 

業務用エアコンの移設における注意点

業務用エアコンの移設における注意点はいくつか存在します。

 

・移設先の広さ
・基本的に移設作業を業者はすすめない
・同じ業者に一連の作業を任せる
といった3点です。

 

まず、移設先の広さを注意しましょう。
移設元が手狭になった理由で業務用エアコンを移設すると
移設先の部屋が広すぎて空調が効かないといった状況になります。

 

基本的に業務用エアコンの移設を業者は勧めません。
その理由は、移動途中の破損のリスクが大きいことや非常に手間がかかることです。

 

業務用エアコンは新品の場合、厳重に保護されて搬入されますが
業務用エアコンの移設をする場合もそれ相応の梱包をする必要があります。

 

それでも破損してしまった場合の責任を取るのは大変なため前向きに受ける業者は、多くありません。
また、先ほどの手順でお分かりのようにいくつもの工程を経て業務用エアコンの移設を行います。

 

そのため、手間に見合った利益が期待できない点も挙げられます。

 

最後は、もし依頼する場合は単独の業者に全て依頼することです。

 

撤去、運搬、設置をばらばらの業者に行うと責任が分散されたり
作業手順が業者ごとに異なったりといったことでスムーズに行えない可能性があるからです。

 

こういった点に注意していただき、業務用エアコンの移設をしましょう。

 

まとめ

業務用エアコンの移設を行う場合は、その設置の難しさや冷媒の管理から業者に依頼するのが安心です。
ただ、費用が掛かることや手間がかかることから
新規の業務用エアコンの導入を検討してみるのもおすすめです。

 

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